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Blade Runner 2049

      2018/03/18


『Blade Runner 2049』は出来るだけ大きなスクリーンの、いい音響の映画館(つまりIMAX)で観るべき映画。

私も前作未経験だったので、予習のためにBS でやっていたディレクターズカット版を観ました。

が、正直言って退屈でした。やっぱりテレビサイズに合う映画ではないんでしょう。

Blade Runner poster, Bar at the End of the World, Paris, France / doctorow

ドッグファイトをするミレニアムファルコンやコロコロ動き回るBB-8、振り回すライトセーバーを見ても、「ああ、遠い未来はこんななのかな」とは感じません。

今と違いすぎてて、あれは未来感というよりファンタジー(Star Wars は過去設定ですが)。

Blade Runner 2049 の何が良かったかって、雨も雪も降るし、人々は昆虫食で栄養を摂るようになり、大気汚染が進んだことで人間が住めるエリアは狭まりスラムは極大化。でもメガネはまだ使われている。

スピナー(飛行自動車)はちょっとムリにしても、今現在の延長線上にあっても全くおかしくないというか、現実的に過ぎるその世界観。



Blade Runner 2049 trailer

その中でも強烈だったのは、前作に替わってレプリカントを創っているウォレス社のビジュアル。

今のクローン研究をしているバイオテクノロジー企業が、その延長線上に立つ位置でしょうが、普通ならAI がビンビンに作動している白っぽい研究室を想像するじゃないですか。

なにこの古代神殿みたいな社屋(笑)。凄すぎ。

でも命を扱う企業がこういう宗教的威光を匂わす向きに行ったとしても、この圧倒的映像を見て初めて気づきましたが、全くあり得る話です。

Blade Runner 2049 trailer

いまはまだガラス板や霧がなければ中空には表せないホログラフィーですが、

広告を立体的に見せるという方向性は確実に来ています。

前作がカルトムービーと呼ばれる所以は、30年以上経った今でも映像表現やファッションなどに、その世界観が持つ影響力の大きさ確かさが感じ取れるからです。

どんな内容にしたところで批判を免れない続編を、圧倒的な映像で2019年とガチっと結び付けただけでなく、2017年のいまとも直線で結び付けたヴィルヌーヴ監督。

個人的な萌えポイントは、「地下にある何か」を掘削したその跡(スクリーンでチェック!)。

画面に映るすべてが映画的。ネット配信がメインストリームに立った今も、テレビサイズやスマホごときがと薙ぎ払う巨神兵。

35年の歳月を「早すぎたんだ…」とはさすがに思いませんが、場所によってはすでにIMAX 上映が終わってしまっています。

見逃したと後悔する前にぜひ。

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