Matthews' Issue

アメカジオンラインショップのマニアックブログ。アメリカンカジュアルは面白い!

果たしてアメリカンウエアはカッコイイのか?

      2018/01/13

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生粋のU.S.A.

オンラインストアにEagle USAのヘビーウエイトフードをアップしました。

Eagle USAは、かつてChampionのノースカロライナ工場の工場長だった現オーナーが、アメリカ生産のスポーツウエアを作り続けるために独立して立ち上げたメーカーです。1980年代からこのブランド名で、メイドインU.S.A.をずっと続けています。あのChampionの直系でアメリカ製。大事なことなので2回いいました。

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ディティールはフロントにカンガルーポケットのついたプルオーバーというシンプルなもので、

 

シンプルというか、まったく凝っていない。

 

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ボディーはポリエステル2割も混ざってます。日本のアメカジメーカーが綿素材にこだわり、ヴィンテージウエアの風合いの再現を求めて苦労して効率の悪い古い編み機を使っているのに比べたら、底抜けにライトな生地です。軽くてあったかいんですけどね。

プリントものは2種類スタンバってます

プリントものは2種類スタンバってます

S、M、Lの3サイズで全体的に大ぶりなサイズ感。オフィシャルではXXXLまでラインナップされてます。おそらくこれらをドカッと大量購入した大学とかが校名をプリントしてブックストア(生協)で販売したりするんでしょうね。

ところでこれってカッコイイの?

Go West, and grow up with the country!

そもそもワークウエアやスポーツウエアは、"○○をするために着る服"です。目的ありきです。ミリタリーウエアは言うに及ばず。

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旧大陸で”できなかった”連中が「今度はやってやんぞ」と足を踏み入れたことからアメリカはスタートしました。

まずチャレンジすることが求められ敬われ(日本と違って再チャレンジの機会も数多いですよね)、より多くの、より高次の結果を目指して進むことこそがアメリカのアメリカたるゆえん。結果として建国200年足らずで世界の覇者に成りました。

以前「新しいことを提案して前の文化をつぶすカウンターカルチャーという意識があるのがアメリカ」という記事を紹介しましたが、インターネットによってCtoC(一般消費者同士)のやり取りが容易になったことで、Uberやairbnbのような、いわゆる既得権益のパイを奪いにかかる勢力もあらわれました。人種差別にまつわる問題などもあって既得権益保護優位の日本ではアウトロー扱いですが、そもそもは空いている時間と自家用車、家の空いている部屋って使い道あるんじゃないの?という合理性を活かすアイディアからです。あのNASAだって「こんな高コストもう維持できねえよ」と、ベンチャー企業(イーロン・マスクのスペースXね)にロケット開発やらせちゃったりしてます。


そのスペースXは、ロケット本体を一度の打ち上げで使い捨てにしてしまうのはムダだと考え、なんと打ち上げた場所に戻ってくるロケットを開発してしまいました。まるで逆回転映像。

彼らが物事を合理的に考えるのはもしかしたら、旅を続けるのに装備は軽く少ないに越したことはないという開拓民時代からのDNAなのかもしれません。地味色の着物の裏地に派手な柄を忍ばせることを粋とは思わず、旧日本軍中枢のように気合と根性で何とかするなどとは考えないのです。目的に適う装備のみを整え、ひたすら前進。

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ミリタリーといえば、ノーズアートやヴェトナムジッポは装飾と言えなくもないですが、あれは戦地の手慰み物でお守りみたいなものですからね。アンオフィシャルですし、お守りを荷物だと煩わしく思う旅人はいません。

果たしてアメリカンウエアはカッコイイのか?

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そもそも洋服単品にカッコイイという基準はアリなのか?と考えてみました。

確かにUS製ニューバランスや日本メーカーのジーンズを見て「カッコイイ!」と言うことは私もありますけれど、それは素材や質感が良かったり縫製が丁寧だったり、時間が経たなければ表れないヤレ具合が「良いな」の同意変換なので、女子の「カワイイ~」に眉をひそめられる立場でもなかったりします(そんなに連発しなくても、とは思いますが)。

じゃあこのスウェットはマツシタ的に「良いな」なのか?

━素材は?

さっきも書いたけど、綿ポリ。

━縫製は?

ものすごくフツー。当然ポリ糸だしね。

━シルエットは?

デカいな~。ちょっと袖足らないけど、180センチのオレでもMサイズで着れちゃうもん。

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しかしこれはアメリカ製なんです。綿100%のTシャツがあるんだから、やろうと思えばコットンオンリーのスウェット生地も作れるはず。でもポリ混だと軽いし丈夫だし保温性も高いし型崩れしないし価格も安い(ほら合理的! そもそもブックストアでこだわり満載の200ドル近いスウェットシャツを誰が買う?)。縫製だって着る分には何の問題もない(そう、目的は服そのものじゃなくて、これを着て何かをすること)。180センチで70キロなんてヒョロい体形、アメリカ人だったら中学生でもいますよ。

Eagle USAは糸の染めや生地編みから一貫してアメリカ国内で作っています。タグはホワイト、ブルー、レッドのあの3色。誰が着ることを考えて作られたのかを考えれば、日本人ファッションフリークの体形や嗜好に合わないのは当たり前なのです。

 

むしろアメリカ好きとしては、おすそ分けしてくれてどうもありがとうですよ。

 

同じメイドインU.S.A.だとしてもRRLのようにロマンティックではない、安価でもっと多種多様な人たちが着ることのできる、実にアメリカらしい衣料品。「良いな」に決まってるじゃないですか!

やっぱりアメリカってスゴいのだ

もしお友達に、「ファッションに凝ってるお前にしちゃずいぶんフツーなの着てるな。サイズもでかくねえ?」って言われたら、

「おう、これアメリカ製で案外珍しいんだよ、

アメリカっていえばさ、もうすぐ大統領選あるじゃん?あれで共和党のトランプって『トランプに投票するくらいならヒラリーの方がマシだ』って同じ党の重鎮に言われちゃってんだぜ。しかも重鎮てのが元大統領。日本で言ったら谷垣さんが民進党候補に投票するって宣言するようなもんだぜ。アメリカワケわかんねえよな。」

アメリカっていえばさ、スタバのドライブスルーで『えっ、このコーヒー、前の人からのオゴリ? じゃあ俺も後ろのヤツにおごるわ』ってのが750人も連鎖したらしいぞ。スタバ繋がりでいうと、ついこの前ニューヨークで爆破テロあったよな。んで、警備してるポリスに一般人がコーヒー差し入れしたんだよ。日本じゃまずないよなー。アメリカ人てこういうリスペクト上手いと思わねえ?

アメリカっていえばさ、本屋がこんな貼り紙しちゃうんだぜ。『あんたらそんなにAmazonがいいんならトイレもAmazonで借りてくれ』って。この強気は日本の店じゃありえねえよな(笑)」

あなたが知っているアメリカ小ネタを何でもいいから披露してみてください。「お、おう……お前もそんなことよく知ってんな。そのスウェットも結構かっこいいよ、うん」みたいになるはずです。服そのものがカッコよくある必要はないのです。あなたがなぜその服を選んだのか、が周りに伝わるのが結構大事。

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ちなみにマツシタ的には脱ぎ着もラクだし何にも考えずに着られるLサイズ。アメリカのおおらかさを感じたいんです。

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