Matthews' Issue

アメカジオンラインショップのマニアックブログ。アメリカンカジュアルは面白い!

フジロック行ってきました

      2016/07/27

祝・復活&来日

「じゃあ土曜の終電で高尾駅まで来てもらえたらクルマでピックしますよ」

2ケタ年参加のベテランフジロッカーズでもあるお客さんが付き合ってくれる(しかもクルマまで)というので、都内でもアクセスしづらいお台場のZepp東京すら二の足をよく踏む内向き洋楽好きが、苗場のフジロックデビューすることにしたのです。それもこれもThe Innocent Criminalsを復活させたBen Harperが来ればこそ。

「会場ってどんな感じなんですかね?
「何持っていけばいいんですか?
「どんなクツ履いていけばいいんですかね?
「着替えのTシャツは1枚で足りますかね?
「食べ物持ち込んでOKなんですか?
「ステージに近づくのは何十分前に行けばいいんですかね?
「駐車場から入口ゲートまで結構遠いんですか?
「お金いくら位持ってったらいいですかね?

文字に起こすと我ながらウザいですが、洋服を買うときに失敗したくない人の気持ちがちょっと分かりました。結局使わなかった装備(主に雨具。悪天候に見舞われやすいフジロックで使わずに済んだのはありがたいこと)もありましたけど、やはり「行かなきゃ分からん」ですね。何事も経験。

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あらかた充電済みだったのがせめてもの救い

そんなこんなで登山用雨具のレンタルも含めてパッキングはほぼ終わっていましたが、着替え用のバンドTは久しぶりにタンスから引っ張り出したので洗濯しました。これが当日昼過ぎのこと。

駅探によると終電高尾行は最寄り駅23時22分発の電車。大荷物で足取りが遅いとしても駅まで15分。23時に自宅を出れば楽勝です。夜中に出発するのってちょっとウキウキしますよね~。晩ご飯食べて仮眠しました。

40秒で支度しな

パッと目が覚めて腕時計を見ると

 

22時58分。

 

あれっ?時計狂ってるのかな?と部屋の時計を見るとやっぱり11時2分前。

一瞬だけ「俺のことはいいんだ…行ってくれ……」と溶鉱炉に沈みながら電話しようかと思いましたが、事態を理解した脳の信号を受けた起き抜けの心臓がバクバクいい始め、次の瞬間ベッドからマジで跳ね起きてベランダに干していたTシャツを引っ掴み、コンセントからスマホの類いを引っこ抜いてバッグに押し込んで自宅を飛び出ました。

 

ドーラ一家に襲撃された時のパズーにも負けないいや緊迫感は絶対勝ってた。

 

致命的な忘れ物がないかはただただ祈るのみ。玄関を出ると同時にチラッと見た腕時計は23時6分でした。大荷物を背負ってのダッシュ&ジョッグ&時間確認を繰り返して、何とか間に合いました。

 

「着替えのTシャツは1枚で足りますかね?

 

ってこの時点で汗だくで着替えたいんですけど何ですかこの出オチ感。

苗場到着

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苗場入りは10時過ぎ。案内された駐車場からゲートまでは30分ほど歩くのですが、周囲には祝祭感とでも言いましょうか、高揚はしているけどまだ午前中だし、パーティー感というほどアガっていない雰囲気が漂っていてこれがなかなかいい。

普段ライブ会場の周辺で感じてしまう、良席チケットやファン歴やそれこそ20年前の来日公演も観てんだよ的な無意識マウンティングの空気がほとんどなくて、それが性善説に因るのか分母の大きさが希釈しているのか(まあ後者だと思いますけど)はともかく、この偏屈なルーキーが余所者感を感じないんですから。

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水きれいー

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日差しは強くても木立の空気はひんやり

政治持ち込んでる人たち

政治持ち込んでる人たち

意外にもフジロックでは長居する人ほどライブはあまり見ていないようで、それというのもいくつかに分かれた主要ステージだけでも端から端までは山道の上り下りで20分以上かかるので、あれもこれもと欲張っていると体力が持たないのだとか。「ペース配分間違えるとヘッドライナーの時にぐったりしちゃいますよ。雨降ってたら座って休憩すらままならないんですから」と脅されていたものの、

SOIL&"PIMP"SESSIONS

この頃でビール5杯目

4つめのSOIL&"PIMP"SESSIONSの頃にはもう踊りまくっているわけです。同じアホならなんとかとやら。

あれが地蔵か


で、SOIL&"PIMP"SESSIONSの2つ後が、ネットでも話題になっているBABYMETAL(写り込んでるこの花柄キャップにサングラスは私ですw)。

冒頭数曲だけ観て離脱するべく後ろに下がっていたのですが、それでもここから脱出するのがどんだけ大変だったか。3日目だけでなく、おそらく全日程中で「観られるものなら観てみたい」の双璧はレッチリとBABYMETALだったでしょうから、一番大きいグリーンステージにスケジュールするべきでしたね。

ちょっと見た限りですが、フロントマンのパーソナリティーってやっぱり重要だと思うので、あれはメタルじゃないに一票。

それが政治かどうかは人によるよね

お前たちを観に来たんだ!!!

お前たちを観に来たんだ!!!

そしてそして待ちわびたBen Harper & The Innocent Criminals。この日はベンの淡々としたワイゼンボーンのソロに始まり、客席への煽りもなく、かつてのステージングに比べればおとなしいものでした。

でも、ここ数年アメリカで多発している警官による黒人射殺事件への憤りを、被害者の名前をも歌詞に綴った“Call It What It Is”から、「それでも俺はより良い道を信じる」と歌う“Better Way”というセットリストに込めた思いはしっかり感じました。つい最近も同様の事件が、より大きな規模で起こったばかりのアメリカ。自身も白人と黒人のダブルであるベンの心中は察するに余り有るのです。

10年ぶりのThe Innocent Criminalsとのステージ。信じて待ってて良かったと心から思えました。

レッチリについてはまあ、よく動くベースおじさんを生で観られて良かったです(しかし見渡す限りの人、人、人……。何万人いたのか想像もつきません)。フリーは支持するバーニー・サンダースが支持を表明したヒラリーを応援するんですかね。現場からは以上です。

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