Matthews' Issue

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全米は泣いてない、たぶん

      2016/02/25

JAROに通報モノの予告編

こんな予告編誰がオッケーにしたんだ。

 

この予告編で期待して映画館に行こうと思った方は、同じくマット・デイモンもジェシカ・チャスティンも出ている『インターステラー』観た方がいいです。賛否ありましたけどあれはいい映画です。

以下ネタバレと言われれば多少あるかも……な内容なので、それはいやだという方は読まずに観に行って、そして

 

「???」

 

となってください。ちなみに面白くないわけではありません。ただおそらく予想や期待と違うだけです。では続けます。

 

 

 

 

 

映えあるゴールデングローブ賞作品賞に輝く映画

「事故で死んだと思われ置き去りにされたマット・デイモン演じるワトニーが、植物学者である自分のスキルをフル活用して火星で生き延びる」

という映画ですが、酸素のほとんどない地に独り置き去りにされたにも関わらず、いまだ為し得ない火星への有人航行を描いているにも関わらず、あのリドリー・スコットが撮っているにも関わらず、

 

誰も死なない。

 

アカデミー賞の前哨戦とも言われるゴールデングローブ賞で作品賞と主演男優賞をゲットしたオデッセイですが、ちなみに「ミュージカル/コメディ部門」です。「SFなのにコメディって」ってなりますでしょ?

ほんとこれ。でもっておそらく全米も泣いてない。客席ノリノリだそうです。なぜかというとBGMが1970年代ディスコソングだからです(原作の設定は2035年)。

クルーが持ち込んでいたデジタル音源が基地に残されていて、「踊らねーよ、どこがいいんだこんな音楽」と悪態をつきながらもよく流してるんですね。その歌詞が劇中にとにかくハマっているというのでノリノリなんですと。私たちにとって残念なのは、劇中歌に関しては著作権の兼ね合いで訳詞を字幕にすることが出来ないんだそうです。

『The WALK』でも、ツインタワー目指して曲芸師の主人公がアメリカに着いた時のBGMはスライの"I Want to Take You Higher"でしたし、ちょっとしたハリウッドのトレンドのようです。マット・デイモンがインタビューで

 

「この映画はミュージカルだよ」

 

というのは、音楽が重要なポイントになっているという理由からなんでしょうね。

軸はもちろん火星でのサバイバルなんですが、後半は「やべえ!間に合わねえぞ!」と慌てふためくNASAをメインに観てください。でないとワケの分からないうちにエンディングに突入しちゃいます。「いくら未来設定だからってそんな救出劇ありですか?」のクライマックスもミュージカルっぽいといえばぽい。吊ってるワイヤー見逃してたかな?

観る前のオススメ予習

ここまで読んでも「やっぱ観に行こう」という方は、

"Don't Leave Me This Way"(Thelma Houston)
"Starman"(David Bowie)
"I Will Survive"(Gloria Gaynor)
"Love Train"(The O'Jays)
"Hot Stuff"(Donna Summer)

ここらへんオールドナンバーの日本語訳詞をネットで調べて目を通しておくといいですね。"芥川龍之介がスライを聞いてお歌が上手とほざいたという"って言われても、スライ知らなきゃ面白くもなんともないでしょ。

この動画はプロローグ的なものとして見ておくといいですね!本編でもFワードがちょっとしたポイントになってて笑えますから。そう、笑える映画なんですよコレ。
(しかしあの予告編動画ハラ立つわ~。ワトニーの嫁子供じゃないじゃん!)

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