Matthews' Issue

アメカジオンラインショップのマニアックブログ。アメリカンカジュアルは面白い!

DENVER LUMBER

      2013/12/08

「重っ…」

「重っ…」

ウールからコットンへ、肌着から一枚の服へ

目の詰まった厚手のフライス生地はおおよそロンT と思えない重量感。さすがHeller's Cafe です。民間衣料品もウールからコットンへとその素材が変わってゆき、アンダーウエアとしてだけでなく一枚の服としてTシャツが主張するようになった“始まりの頃” の魅力あるディテールが詰まったカットソーです。

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Tシャツとしては珍しいフライス編み。スウェットのリブ編みの様な生地で、今日よく使われる天竺編みと比べるとタテに走る生地目が特徴です。天竺編みにしなやかさは劣るものの、ガシッとした独特なフィット感があります。当時はこの素材もワーカーのアンダーウエアとしてよく使われていたようです。

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フロントには “NORTH DENVER LUMBER” というカンパニーネームが、バックにも同様に “STERLING QUALITY” のレタリングが入っています。プリントではありません。フェルト地の縫い付けです。この頃はまだプリントの技術は拙く一般的にもなっておらず、このようなフェルトを縫いつける方が当たり前の時代でした。

あえて訳すなら “確かな品質” という社是とかモットーでしょうか

あえて訳すなら “確かな品質” という社是とかモットーでしょうか

“古くて新しい”を体現するアイテム

オリジナルヴィンテージはグリーンですが、さて、労働者の着るアンダーウエアにこんな色を? 上からシャツやワークジャケットを着て隠れてしまうものに社名やモットーを入れるというのも…。

オリジナルヴィンテージのタグには “ATHLETIC GOODS” の表記もあり、もしかするとこの製材会社に勤める、当時としては相当ヒップな人が無地のスポーツウエアをテーラーやドライグッズショップに持ち込んでオーダーで自分用に作ったものなのかも知れません。だとしたら何たる愛社精神(資料があまりないので想像し放題です。わはw )。

フライス編みボディーのTシャツも手間のかかる縫い付けフェルトのデコレートも時代が進み技術の進歩と共に使われなくなっていきます。この組み合わせ、もうクラシックを通り越して新しくすら見えませんか?

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まず、お約束のシャツインナーとしてではなく、生地目とレタリングを前に出すコーディネートを。細くて長いインナーと幅広のショートベストの組み合わせが面白いバランスでまとまりました。

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こちらは定番的なスタイル。それでも色数を抑え目にしてレタリングや生地目の違いをプッシュ。この褪せたオレンジとベージュのマッチング、大人っぽくていいですね。

着てしまえば重さは気になりません

着てしまえば重さは気になりません

このロングシルエットには5ポケットのジーンズより、ツイル地やボリュームのあるワークパンツの方が雰囲気よくまとまりそうですね。みなさん持っているオリーブグリーンの軍パンとこのオレンジの組み合わせなどもカッコイイと思いますよ!

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