Matthews' Issue

アメカジオンラインショップのマニアックブログ。アメリカンカジュアルは面白い!

FLANNEL-ection 2012

      2013/12/19

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ウエアハウスのコットンネルシャツが入荷しました。

毎年このシーズン定番のネルシャツ、フラップ付きの胸ポケットにロングポイントの襟にコンティニュアスフライのカフスと、ディテールやサイジングもだいぶ固まってきましたね。

コンティニュアスというのは…早い話、頑丈ということです

コンティニュアスというのは…早い話、頑丈ということです

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最も推したいポイントは、色

アメリカンヴィンテージを元にするということは、その向こう側には年代や国や生産量といった今こことは違う背景が見えてきます。そういったものまで含めて何とか復刻しようとするから、「空気感」とか雰囲気が出るんですよね。

ピンクにターコイズブルー、マリーゴールドと男性には手強い色組み合わせにも見えますが、全体のくすんだトーンとオフホワイトが抜け感を出してくれています。多色モノはパンツやジャケットなど他アイテムと色の共通性を作りやすいので、実はコーディネート向きなんです。

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【Jacket】 Buffalo Mens Belay Jacket (着用サイズ38 /\31,290-)
【shirts】 Warehouse Cotton frannel shirt (Turquoise /着用サイズL /\19,425-)
【Tee】 WAREHOUSE Lot.5902 Crew neck waffle tee (Natural /着用サイズL /\6,090-)
【Pants】 California Brand Wool Plain Trouser (着用サイズ34 /\16,800-)
【Shoes】 Russell Moccasin Matthews別注 ZEPHYR BOOTS (\57,540-)

本番待ったなしのアメリカ次期大統領選挙。

今回は現職オバマ大統領の4年間に対する “Yes or No” の選挙ですが、大統領に反対する声に国内の高い失業率があります。ただ、この失業者の多さは前のブッシュ・ジュニア (もち共和党) が採用した富裕層に対する減税に端を発するといわれています。

元々1980年代にレーガン大統領 (こちらも共和党) が進めた新自由主義経済に則って、企業は国外に生産を移していきました。その工場で働いていた人たちはお払い箱です。クリントン民主党政権で財政は持ち直したものの、その後のブッシュ・ジュニアの減税政策 (と戦費増大) でさらに傾いた富のバランスは、人口にしてわずか1%のハイパー・リッチが国全体の富の40%を独占するというデータをはじき出しました。

レーガノミックスの発動から既に30年、アメリカのものづくりにおいては 「失われた30年」 という見方も出来るのではないでしょうか。

オバマの政策があまり目に見える効果を生んでいない、非白人がホワイトハウスの住人であることを疎ましく思うアングロサクソン、自主独立を重んじるアメリカの気風が国民皆保険など中央政府の手が広がるのを快く思わない (FBI すら要らんという人がいる位) など、いくつもの要因がありますが、ともかくあちらさんも待ったなしなのです。

これがセールスポイントになるのね

これがセールスポイントになるのね

ネットサーフしてて見かけたアメリカのあるショップのサイトでは、ショップからファクトリーの距離が表示されています。ちょっとビックリです。

以前、アパレルのものづくりがアメリカ国内で再興し始めているということを書きましたが、衣料品に限らず現状の大多数はいまだ国外生産です。

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今季のウエアハウスのネルシャツはいい値段するなぁと僕でも思います。でも安さを求めた国外生産でこのクオリティーをキープをするのは無理です。いえ、この微妙な色具合はいまアメリカで作るのも難しいでしょう。例えばアメリカやイタリアのブランドが自国で作るジーンズの生地を日本に発注する例もあるように、日本製テキスタイルの品質は相当に高いですから。

それはメーカーや工場が、互いのオーダーに対して「もっといいものを作ろう」「首を縦に振らせてやる」と創意工夫と努力を続けてきたからです。継続は力。

そりゃ7、8年も着れば、ボタンが取れることくらいはありますよ

そりゃ7、8年も着れば、ボタンが取れることくらいはありますよ

ある意味、地産地消

White's Boots やNew Balance、Crescent down にコトバで表しきれない雰囲気や魅力があるのは、「ブランドアイデンティティーの届く範囲内≒自国」でずっと作り続けていることにもその理由があるように思います。いま日本製というのは生産量自体の減少もあって、こういう価格にしないと質の高い仕事として回らなくなりつつあるということです。

もう今は 「モノがいいから高い」 という公式は通用しなくなっていると思いますし、何だか色んなものが安くなってきているから、余計高く見えたりもします。ただ、この価格でもニーズが高ければ作り続けることは出来ますし、作る数が増えることで価格が下がることだってありえます。
(ニーズはあるんですよね。オーダー通りに入荷してないですもん)

アクセサリーと色合わせもイイ感じです

アクセサリーと色合わせもイイ感じです

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僕は “Made in U.S.A.” のモノが大好きですが、それって 「アメリカのメーカーのアメリカ製」 だからなんだと思います。

だから日本のメーカーには日本製 (あ、アメリカ製も特別枠でありです、あり!) で頑張ってほしいですし、そのために僕が出来ることはこのシャツがどんなにすばらしい出来栄えで、こんな着方がおススメですとか、いい服に袖を通したりいい靴に足を入れるとどんな気分かってことを、店でだったりこのページで少しでも伝えることなんだと思ってます。えーと、新入荷のネルシャツの紹介でした(笑)。

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