Matthews' Issue

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love 長靴

      2015/07/29

僕は足がデカいです。

若い頃は足が大きく見えるのがイヤで、捨て寸をとらずにぴったりサイズでブーツを履いていました。今は2サイズ位大きくても平気で履いてしまいますが、当時は足が痛くなっても仕方ないと苦行みたいな履き方をしていました。同じ理由で短靴が苦手で丈の長いブーツ好きなのは今でも変わりません。

同じタイプのブーツでも新旧並べて見ると結構違いがあります。

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左からラッセル現行、GOKEYたぶん1960's、ブランド不明たぶん1940's


草むらに分け入った時にヘビに足をやられないようにという「スネークプルーフブーツ」です。ディテールの違いはブランドが違うだけのこと、でもあるのですが、年代が新しくなるにつれて作り方が色々変わっていってます。

例えばアッパー部分とシャフト(筒部分 )の革の上下順序が左のふたつと右のものは逆になっています。ベロみたいな丸くカットされた革の部分のことです。(右の仕様の方がアンクルストラップは締めやすいはずなんですが、変えた理由は何なんだろう……)

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後ろも結構違います。

オールドのふたつは本体とシャフトを摘んで縫い合わせています。ずいぶんと豪快な縫い方です。ヒール部分なんて革何枚分を一気に縫い合わせているのやら。これも右端の現行品にはない仕様です。縫いづらくて効率が悪い(いちばん左のなんて見るからにそんな感じです)とか、あるいはハードユースで縫製が切れやすいということがあったのかも。


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ブーツに限ったことでもなく、昔のプロダクツは総じて作り方が丁寧で、ミシンピッチも細かいのです(ウエアハウスのWARREN後期型を持っている方は、ヒップポケット口の裏をブーツの履き口の写真と比べてみてください。共にパイピングという縫製処理ですが、見えないところでも丁寧に作るいい例です)。

現行品がダメだということではありません。丈夫でしなやかな新しいマテリアルが使われるようになって、生産効率が上がったその一環で行程も簡素化されただけのお話。それ以前は単に手間をかけないと出来上がらなかった、それ以外の作り方を知らなかったというだけのことです。あっちを立てればこちらが立たず。選択肢の問題です。

着用する分には現行品でも何の問題もありません。でも人の手が丁寧に作り出したものには年月を越えて惹きつける何かがあるような気がします。新旧を見比べて「何でこんな仕様に変わったんかな?」と推測するのもそれはそれで楽しいのです。

1940'sのはルックスも履きやすさも気に入っていたのですが、雨に濡れて革がクラックしてしまいました。今ではもっぱらお飾りです(これ以上どうにかなってしまうかと思うと怖くて履けない……)。

シャフトが一枚革で細かいミシンピッチのオールド仕様ってどこかのメーカーでいま作っていないかなぁ。

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