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LIFE!

      2018/01/12

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”かつての男子”向けな内容

観に行こうと思っているのに、ふと気づいたらロードショウは終わっていることが多いのが僕と映画館との付き合いです。

「雨降ってきたから今度にしよう」とか「飲み始めちゃったし来週でいいか」などと意味不明な理由付けで、気になっていた『Zero Gravity』も『鑑定士と顔のない依頼人』も結局観ず仕舞い。その映画をどれだけ観たいかよりも、いかにスクリーン前までたどり着けるかの方が重要なメンドクサイ奴です。

そんな中、映画館前までスムーズに進めたコレを観てきました。

主人公は妄想癖の強いうだつの上がらない40過ぎの独身。まるで自分ですわ(癖は強くありませんが)。

そんな主人公ウォルターが冒頭、登録している交際マッチングサイトで、逡巡した末に意中の女性にアクションをようやくするのですが、女のコの家に電話して父親出たらどうしようとか(家電いえでんしかない時代です)迷いに迷った上でダイヤルしたら話し中で超脱力、な中学生の自分を思い出して笑ってしまいました。でもラブストーリーと言えるほどの展開もないので、女性はあまり面白くないかもデス。

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ところで今回はみなとみらいのシネコンに行ったんですが、チケット購入にはもう係の人とか要らないんですね。作中のストーリーも、LIFE誌の写真管理室に勤める主人公が電子版化の波でリストラに遭うというもので、実際のLIFE誌はとっくに紙媒体では無くなってしまっていますが、多くの作り手が携わっていたかつての誌面に対するオマージュが映像の色んなところに見られます。LIFE誌のファンでなくともアメリカ好きなら「あ、この表紙見たことある!」という写真がいくつも出てきます。

「写真部を全員解雇した新聞社」、競合紙と比較 

こちらはちょっと参考にしたい面白い記事です。コストカットでカメラマンを全員解雇して、記者が手持ちのiPhoneで撮影することになった新聞と競合紙を比較したものですが、1枚目の優勝トロフィーの写真で一目瞭然。餅は餅屋ということなんですね。(ちなみにこの新聞社はカメラマンを再雇用したそうです)

このへんの映画が好きならば

ビキビキのVFXで展開していくウォルターの妄想も、見つからないネガを探しに海を渡った中盤以降はリアルな大自然でのロケーションにスイッチしていきます。大きなスクリーンに映る自然の風景はとってもいいんですが、イエローキャブやセントラルパーク、ニューヨークの日常風景が楽しかった僕としては少々中弛み。でもそこで登場するあの人がスクリーンをグッと引き締めてくれます。

安定感ある伏線の拾い方に王道の締めくくり。旨いと思って頼んだ塩鯖定食がやっぱり旨くて満腹満足。そんな映画です。

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主演も兼ねた監督のベン・スティラーって『リアリティ・バイツ』を撮った人なんですね。めちゃめちゃ懐かしい。マイケル・J・フォックスのデロリアンじゃない方やメラニー・グリフィスの『ワーキング・ガール』、それから『プラダを着た悪魔』(アン・ハサウェイの部屋着のスウェット姿、可愛かったですよね~)のような、雑多な都会の、アメリカの街並みがフツーに描かれている映画が好きな人にはオススメです。

アイスランドやアフガンはもちろん、アメリカに行く予定も今のところないのですが、春の暖かさと相まって、なにか新しいこと始めるのもいいかもねと思わせる後味でした。個人的にはエンドロールに出てきた「Skateboard stunt/Rodney Mullen」がツボでした。なるほど、どうりで異常に巧いワケだ。

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