Matthews' Issue

アメカジオンラインショップのマニアックブログ。アメリカンカジュアルは面白い!

magic in L.A.

      2014/06/05

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ウエアハウスのフルレタースタジャンが入荷してきました。

旧式織機でざっくりと織られたオリジナルのウールボディに、肉厚のワッペンとハンドルミシンによるチェーン刺繍が入っています。スリーブに使われているのはクローム鞣しされたカウハイド。摩擦に強くしなやかなクローム鞣しは、使い込まれるとシワや革本来の表情が浮き上がるように出てきます。

ヴィンテージに忠実に作られたそのディテールの中でも特徴として挙げられるのは、フロント・両腕・バックに配されたデコレーションです。

アメリカの学生は卒業時にクラブでの活躍を記したジャケットを製作します。スタジャンが、「Award Jacket」「Varsity Jacket」と呼ばれる所以はここにあります。

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'75-'76
Bee Basketball
Most Dedicated Player
J.V.Baseball Co-Capt.
'76-'77
J.V.basketball
J.V.Baseball
'77-'78
Varsity  Basketball

右胸のチェーン刺繍を読んでみると、このジャケットの持ち主はハイスクールのルーキーイヤーからバスケットチームの中心選手として、掛け持ちしていたベースボールクラブのサブチームでは副キャプテンとして活躍 。2年生の時も両クラブを掛け持ちして、最高学年の年にはバスケットクラブのトップチームに所属、となっています。

このプロフィールならジャケットに書き込みたくなる理由も分かりますよ。日本ではちょっと考えにくいですが、運動部の掛け持ちをする (出来てしまう)運動神経を持った学生がいるんですね。まぁ校内ではスターでしょうな(黄色い声援度合いは早実の斎藤佑樹や青森山田の柴崎岳あたり )。

最近聞かなくなりましたが、プロリーグでもボー・ジャクソンやディオン・サンダースのようにNFL とMLB で掛け持ち登録している選手がいました。いくらシーズンが被っていないとはいえどんだけ元気者なんだって話です。

今でもラグビーのトップリーグ (おもに南半球) に在籍している選手は、オフシーズンに他の地域のリーグに期限付き登録したりすることもあったりします。超頼れる出稼ぎ労働者ってとこですかね。

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掛け持ちをやめてバスケットに専念した結果トップチームに上がれたんですから背中は当然のようにバスケット一色です。

当時NCAA のスタープレーヤーで、後に地元LA のスーパースターとなる選手のニックネームを拝借しているようです。憧れてたんでしょうね。そのスタープレーヤーは当時ミシガン州立大学所属でしたが、アーリーエントリーしたドラフトでLA のチームに1位指名されます。

そして稀代のスーパースターになり地元チームに黄金時代をもたらすのですから、このスタジャンの持ち主からしてみればまさに “magic” です。

どうも話が飛びがちですね。真面目にディテール紹介します!

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両袖のナンバリングはおそらく学年ごとの背番号と卒業年次と思われます。フェルト2 枚重ねのベースにサガラ刺繍で目の詰まったワッペンは存在感十分です。特に左胸のワッペンにはピンズまで付いていて豪華です。

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襟のニットリブはスイスカラーと呼ばれる折り返すタイプです。袖も同様に折り返します。裏地はアームの先端までキュプラが貼られています。これでレザーでも簡単に脱ぎ着が出来るようになります。

チェーン刺繍によるレタリングやバリエーションに富んだワッペン、ピンズまで付属したフルデコレーションのスタジャンです。このグレードでさらにサイズが合うものとなるとヴィンテージを探してもなかなか見つかりません。

ウエアハウスのアイテムならば着込んでいくうちにヴィンテージに負けない雰囲気とヤレ感が出てきますから、愛用できるスタジャンを探している方にはおススメの逸品です。

オリジナルヴィンテージと同じネイビーが入荷しています!

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