最強タッグ
世間で大人気の村上春樹作品。しかしこれがどうも肌に合いません。
春樹本との縁(これは結構大事です)が能動的にも受動的にも無くて、
15年ほど前のことですが、「せめてこれ位は…」 とやっとの思いで手に取ったのが
『ノルウェイの森』。
何とか読み終えましたが、感想というか感触はやはり前述の通り。
ですので本屋であんなに積んであった 『1Q84』 は手にすら取っていません。
内田教授の言っていることは分かる様な解らないような。
あともうひとつ厄介な相手がおります。
洋服でなくともアメリカに憧れたことのある人間にとっては、
ライ麦畑でつかまえることと合わせて一度は試みるアメリカ東海岸。ギャツビーです。
しかし、こいつはもう高校数学の教科書ばりに頭に入りません。
訳文だからなのか自分の頭が固いからなのか、
主語が誰なんだかどこの景色の話をしてるんだか、もうさっぱりです。
3~4回は買って挫折して無くしたり手離したりを繰り返してきました。
解けないことは分かっているのにやっぱり今回も解けない図形問題みたいです。
『村上春樹訳グレート・ギャツビー』
だからこれを本屋で見つけたときにはもうため息ですよ。
(あ、これはもしかして縁か?)
訳者の思い入れは相当なもののようですが、何でまたこのふたつが…。
(いや待てよ、もしかしてマイナス同士を掛けたらプラスになるんじゃないか?!
目からウロコでもしかしたらもしかしたりして!)
…残念ながらページはパーティーが終わったところで止まってしまいました。
一体何度ウエスト・エッグに引っ越してるんだ。
哀悼の意を込めて再トライしたいのですが、
どなたかこの本とこの人の攻略法を教えてくれませんか。