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ベン・ハーパーの地元ライブ

      2016/07/26

あまり聞き覚えのないミュージシャンかも知れませんが、ジャック・ジョンソンのメジャーデビューに一役買った人と言ったら親近感持ってもらえますかね?

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左がいちばん最近のアルバム。でも愛聴は右の「DIAMONDS ON THE INSIDE (2003) 」

小さいハコに外タレを見に行ったお初がベン・ハーパーでした。

大阪に住んでいた時のことで、アメリカ村の三角公園のすぐ近くのビルの中。それまで外タレは横浜アリーナや横浜スタジアムでしか観たことがなかったので、ステージ横の映像を見なくていいという環境だけで鳥肌モノでした。

1度目のアンコールでちょっとした事件がありました。ベンがアコギ一本でしっとりと歌い上げてたその時、客席のどこかから 「ピリリリリ…!」 と携帯の呼び出し音。

おい!ありえねぇ!!!!

ちょうど最後の曲だったらしく、ベンは「なかったこと」にして最後まで歌いきってバックステージに引っ込みました。お約束の流れなら、この後2度目のアンコールをバンドで盛り上げてエンディングですが、これに怒って終わりになるかも……。

そうなってもおかしくない!
アクセルなら、音の鳴った方向にギターぶん投げて裏に引っ込んでもおかしくない! ていうか確実! ひえぇ~。

「頼む頼む! 客電点かないでくれぇぇ~~ 」
(客電というのは観客席のメイン照明のことで、これが点くと「終了しましたのでお帰り下さい 」ということになります )

客席はみんな同じ気持ちだった(おそらくやらかしちゃった人は特に)と思いますが、ベンは何事もなかったかのように笑ってステージに戻ってきてくれました。

もう一気にベタ惚れになってしまいました。出てきてくれただけで客席は大盛り上がり。はしゃぎ過ぎてしまい、その後の演奏のことは全く思い出せません。

数年後のライブのときには、客席最前列から差し出されたプレゼントに対して、「僕に? どうもありがとう」と胸に手を当てて感謝の気持ちを相手に伝えるベン。ナミダ出そうになりました。あんた牧師様かっつーの。

バンド全体で親日ぶりが伺えるところも◎です。(メンバーがアンコールでサッカー日本代表ユニを着てくれていたこともありました。
ドイツ大会の年だったかな?)

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このライブDVDは衣装もカッコいいし、おまけで見られるPVのベンもオシャレです。残念ながらヒゲも彫りも薄味顔の僕にはマネできませんが、コーデュロイやデニムのフレアパンツの着こなしはとてもかっこいいです。

名目上はソロアーティストとバックバンドではあるんですが、パーマネントバンドとして出来上がっていた頃で、ルックス的にもイケメン、コワモテと揃っている完熟状態。ボブ・マーレー風味があったりマービン・ゲイのカバーをやったり、ジャグバンドのようなごった煮サウンドもあって観るのも聴くのも楽しいバンドでした。

でした。
そう、悲しいことに過去形なんです……。今ベンはこのバンドを解散?休止?してRelentless7という新しいユニットで活動しています。音楽誌によると「ツェッペリンのようなソリッドなロックンロールを目指し」てるらしいのですが、メンバーにいかんせん華がない。来日もしてるんですが、どうも観に行く気が起きません。そもそもツェッペリンってソリッドか? MC5とかストゥージーズっていうなら期待するのに。
ベン兄さん、戻ってこい!

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