Matthews' Issue

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大地震

      2014/02/14

皆さんこんにちは。
今日のブログは地震当日、3月11日の様子を記録の為に書くことにしました。不快に思う方はとばしてください。

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その時、お客様がひとりいらっしゃいました。話をしていたところ、天井から吊っている什器がふらふらしていたので

「あれ?ちょっと揺れてますね…」

そのうち治まるだろうと思って様子をみていたのですが、横揺れは大きくなる一方でした。表を見ると立ち止まっている人はいるものの車は普通に走っていました。
(店は横浜駅から離れたところにあるのでこの程度の状況だったのだろうと思います )

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その大きく長い横揺れが少し間を置いて2回続きました。外を見ると立っていられなくてしゃがみこんでいる人がいて、店の前にある高速道路の大きな案内板がぐらぐら揺れていました。僕も軽い船酔いの様な状態で、怖さで手や足元が震えてしまっていました。

1時間ほどして状況も気持ちも落ち着いた頃にお客様は帰られたのですが、横浜駅が人であふれていて電車も動く気配がないとのことで戻ってこられました。そうこうするうちに陽も暮れて、店の前の道は電車で帰れなくなった人たちの歩く姿がどんどん増えてきました。

自宅は無事と確認できていました。戻ってきたお客様も帰れない状況だったので、「じゃあ朝までここに居ますか」 となり、店を固定電話貸出しとトイレ利用の一時休憩所として開け続けました。

店に入ってくる人たちからどこに居てどんな状況だったかをいろいろ教えてもらいました。横浜スタジアムに居た人は向かいのビルの壁が崩落したのを見たそうです。(※記憶を辿ると、スタジアム近くのビル壁にひびが入っているのを見た、だったように思うので訂正しておきます。壁崩落はニュースで見たのでごっちゃになっているかも )

就活中の学生さんはランドマークタワーの27階(!)で筆記試験をしていたそうです。揺れが治まってから階段で下まで降ろされて解散になったとのことでした。

「会社からここまで4時間歩いてきて、家まであと1時間くらいです」という人にはちょっと一服していきなよと缶コーヒーをあげて休憩していってもらいました。

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すぐ隣のタバコ屋には今どき珍しく公衆電話が置いてあり、並んでいる人がいました。駅にはそちらが近いのでウチの張り紙が目に入らずに並んでいる人に「隣の店なんですけどウチの電話お貸ししますよ」 と話しかけると遠慮する人もいました。こんな時に遠慮してどうするの。ひとりで出来ることなんてたかが知れているんですから、みんなでお互いに世話を焼き合えばいいんです。この張り紙はしばらくこのままにしておきます。

夜12時を回る頃には人通りもほとんどなくなり、朝まで待機組の3人になりました。僕たちはネットの情報を見て話したりして過ごしました。時々ブラックジョークを言って笑いあったり。たまには笑っておかないと。

3 人のうちの就活君は気を紛らわすためかカバンから一般常識本を取り出して読んでいました。こういう時に誰かと一緒に居るというのはとても落ち着きます。僕もひとりだったら心細かっただろうと思いました。

ツイッターの画面で被害情報や世界中からの励ましを目にして、Ustream (動画配信サービス) でNHK やTBS のテレビニュースを見て情報収集していました。DJ のモーリーロバートソンはBBC、CNN やGARDIAN など海外ニュースを翻訳してツイートしています。漫画家の井上武彦は笑顔のイラストをたくさん描いてツイートに載せています。

政府行政、マスコミ・ジャーナリスト、有名人や友人。玉石混合の圧倒的情報量です。だから自分で判断しないといけないことでもあります。僕自身もデマ情報を流してしまいました。そういう時にはお詫びして訂正。

携帯がほとんど使えない状況では、PC のネット環境、なかでも特にツイッターが役立ちました。こういう活用をする機会はないに越したことはありませんが、それでもこの先またいつか必要な時があるかも知れません。その時には気を紛らわす用を含めてとてもユースフルだと実感しました。



※3月15日追記
連絡を取りたい相手もアカウントを持っている必要はありますが、ツイッターがエンターテインメントだけでなく災害時の連絡ツールにここまで有用とは思いませんでした。携帯電話の通話やメール機能は、必要や緊急に応じて回線が絞られて不通であることがままありました。年末カウントダウンの時を思い出してもらえればいいでしょう。

Twitter のサーバは通常よりかなり多く利用されていたその時でも重くなることはほとんどなく、今でも避難者の生存確認や専門家の意見、ガヤ、ジョーク、政府動向、そして何より被災地からの生の声が届いています。

利用していない人からすると 「文を読んでも何だかよく分からない」 というのが正直なところでしょう。始める前の僕もそうでした。やってみないと有用性の分かりづらいツールでもあります。この機会にTwitter を始めることを勧めます。とても役に立ちますよ。このショップさんもそう言っています。
追記終り

一部私鉄は終夜運転していましたが、ホームで長時間待つ確率も高いので、夜が明けて暖かくなってから動き出そうと決めて店内で過ごしました。この日の日の出は6時前でした。JR が7時から運転を始めるという情報があり、そろそろ動き始めようかと片付けを始めたところUstream のテレビニュースから緊急地震速報のアラーム。しかも関東震源。マジか!!

結果的にはセンサーの誤作動だったのですが、それが短時間に3回繰り返されました。東海地震への呼び水になる可能性も噂されていて、夜間も軽い余震が断続的にあったため、横浜で大きな揺れが起こっても全くおかしくありませんから、もうドキドキものです。

帰宅の足への機先を削がれた格好になりましたが、もし電車に乗っているときに大きな揺れが来たらもう仕方ないだろう、その時に考えましょうとなり7時過ぎに店を出ました。

駅までの道は意外と普通でちょっと拍子抜け。こういうところは地震慣れの成せる業でしょうか。ひとりは相鉄線、ひとりは東横線。僕はJR 京浜東北線でしたが、ホームに上がってみるとまだ動いていないらしく人でごった返してしたので、みなとみらい線に切り替えました。気持ち的に地下鉄は避けたいところでしたがそうも言っていられません。階段を降りたところちょうど電車が来ていました。車内は空いていました。降りる駅は終点です。

普段はしないけれど周りで寝ている人の肩を叩いて 「終点だよ」、改札の駅員に 「大変でしょうけど頑張ってくださいね」 と声をかけたら驚いた顔をしていました。俺もしんどいけどアンタも大変だろう。こんな時ぐらいお互いねぎらい合おうや。外はいい天気でした。帰宅したのは8時半でした。

僕はこんな金曜日を過ごしました。土曜日はクローズしましたが、今日からは出来るだけ普通の営業をしようと思います。照明は落とし気味なので 「やってんの?」 な感じですけれどもね。

「普通に暮らせる人はいつもと同じ生活を送ってくれ。経済を回すことも復興に繋がるんだ」

というツイートもありました。大きい余震の可能性もまだまだ高いですが、僕は出来る範囲のフツーの毎日を送るようにします。あまり事を急ぎ過ぎると疲れてしまいます。かなり長丁場になりそうですからね。

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