あれからひと月
2013/12/31
あれからひと月が経ちました。被災地はもちろんですが、それ以外の地域に住んでいらっしゃるみなさんの生活はどう変わりましたでしょうか? 目に見えるもの見えないもの、たくさんのことがありすぎて、まだ上手く整頓できていません。
僕自身はとても長く感じた一か月でした。
そんな中、テレビや新聞などの大手メディアが故意か偶然か伝えてこない情報を得る入り口としてTwitter がとても役に立ってくれました。誰かのつぶやきを元に検索をして、その先のニュースやリポートで情報を得たり状況を知ったり。時には英語のニュースやリポートを辞書を引きつつ読んだりもしました。またそこで知れた情報をTwitter で流したり。
情報の飛び交うスピードが圧倒的に早い。そしてその量も極大ですから、一旦自分の中に取り込もうとするだけで最初は後頭部のあたりがモワモワします。でもじきに慣れます。半年前に 「ツイッター? ふん、そんなもの 」 と言っていた僕が、今やニコニコ動画のアカウント持っている位ですから。何とかなるもんです。
しかしはっきり言ってこのひと月洋服屋のつぶやきとしては機能していませんね(笑)。そういうのを期待してくださっている方ごめんなさいね。いつか軌道修正しますから。
それにしてもテレビや新聞で流れない情報ってたくさんあるんだなぁという感想です。映像については強烈すぎて流せないという理由もあるのかも知れませんが、どちらにしてもそのさじ加減は報道側次第ですもんね。カンニングした少年の地元まで何かに取り憑かれた様に追いかけていったマスコミは、電力会社社長の入院に関しては 「はい、そーですか 」 ですからね。やれやれです。
昨日は選挙がありました。高円寺で15,000人規模の反原発デモもありました。東京や神奈川の首長は投票終了の直前~直後に決まってしまうという事態。「低い、低すぎる」 と嘆かれた東京の投票率をぶっちぎってさらに低い我が地元神奈川…。
行間まで読み込んでやろうと思っていた立候補者のペーパーはさらっと終わってしまい、これでは決められないとネットにアクセスしたら今度は情報が膨大すぎて知事のチョイスを決めるだけで3時過ぎまでかかってしまいました。
(一夜漬けは無理がありました )
黙祷をした今日、また大きな余震がありました。地球の大きいサイクルに沿えば年単位の大きな余震はもうやむを得ないことのようです。しっかり情報を仕入れて意識を持って正しく怖がる。起こりうると勘定に入れて、その上であえて普通に暮らすことが大切かなと。意識すると“普通”って難しいですね。
経済活動の超端っこに居る洋服屋としてどう過ごすべきか。ファッションとしての衣料品は生活に必ず必要な物ではありませんから、気持ちに余裕がない時には目にも入らないと思います。嗜好品であるからこそ、手に取った時身に付けた時には心がふくよかになるような、肌触りの良い、仕立てがよく愛着が持てるような長持ちするものを扱っていきたいです。そして、それをきちんと伝えられるように言葉も磨いていかなければとも思います。
うっかりしていたらずいぶん長くなってしまいました。最後まで読んでくださってありがとうございます (あ! 雨降ってる… )。