Matthews' Issue

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母語の威力

      2014/05/11

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かなり前のことですが、“○○賞受賞!” と帯の付いている本を好んで読んでいた時期がありました。これも15年ほど前の本ですが、日本ホラー小説大賞受賞の「黒い家」。

この作品以前に同じ賞を取った 「パラサイトイブ」 がとても面白かったことでかなり期待して読みましたが、これが怖いのなんの。ハードカバー本の帯には “あのミザリーより数段怖い” と書いてあります。

多くの外国書籍に書かれる恐怖贖罪その類いのものは、聖書やそれに準ずる生活様式に基づいている部分が大きいからか、しょう油があれば大抵のものは美味いと感じる僕にはあまりピンときません。「ミザリー」 は本も映画も言われるほどではありませんでしたし、階段を下りるアレの気味悪さやグロさなどはまた別物ですからね。ブラピの 「セブン」 は凝り凝りの映像のおかげで面白い映画でしたが、観終わった直後はやはりラストの意味が解らなくて(ま、僕が鈍いだけということでもあり… )。

その点こちらは日本の作家が日本語で書いてますから頭の中で映像を浮かべやすいですし、特に終盤は本を閉じたくなる位の緊張感があります。でも途中で止めたらもっと怖いので、終盤一気読みで駆け抜けた方がまだいいくらいです。文字を追っているだけでキリキリもピリピリもビリビリもします。

今まで読んだものの中ではブッチギリの怖さです。帯正解です。実はいろんな人に薦めているうちに、いつどこで誰に貸したか分からなくなってしまい最近古本屋で買いなおしました。2 冊目はまだ読んでいないのですが、どこかのページに意味不明な落書きがあったらイヤだな…。

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