絶妙カラーのネルシャツ
2013/11/27

勢いで本日2エントリー目
インディゴより深い……のかも?
ウエアハウスのコットンフランネルシャツをオンラインストアにアップしました。相変わらず配色が絶妙です。カラー表記は単に「Red」「Blue」といった感じですが、現物は実に多彩。
アメカジで “染め” のこととなると、インディゴに始まりインディゴに終わる。つまり採り上げられるのはブルーデニムのインディゴ染めのみ。
確かに手間と時間のかかるインディゴ染めですし、繰り返し染めることであの深みのある色は生まれます。手間やコストを軽減出来ると1960~70年代に流行った硫化染めのジーンズもあれはあれで「味がある」けれど、深みはありませんでしょ?(今は手の込んだ硫化染めをやるとインディゴ染めより高く付く場合もあるそうですが……)
惹きつけられる風合いの変化はやっぱりそれなりの深みがあって出てくるものと思いますし、その為にはそれなりの手間と時間がかかるものですよね。

今日はE pattern をピックアップ
ネルシャツも同様です。ウエアハウスのネルシャツは5年10年と着続けることを前提に作っています。彼らがものづくりの参考にしているヴィンテージネルは、自分の手元に来るまでに人から人の手に渡って40年位は誰かが着ていたものです。目指すところがそこならば、服に対する時間軸が今シーズン流行っていればいいというインスタントなものと一緒になるわけがありませんよ。このネルシャツが証明してくれます。
まずは基本パターンをおさらい
ネルシャツの基本パターンはこれ。
生成のサーマルTに色落ちしたジーンズに合うことが大前提です。どうですこのアメリカンテイスト。首の上がマット・ディロンかブラッド・ピットでもおかしくないでしょう。鏡は見ないでおきますが(笑)。
ウエアハウスのネルシャツはブルーかホワイトが使われていることも多いので、ジーンズ+サーマルは大抵しっくりハマります。しっかり目の詰まった生地で、しっかりした縫製で、色褪せてきた時が「イイ感じ」になっていれば長く着続けられます。
ただ白っちゃけるだけではなくて、いい雰囲気の色褪せになるように先の先までイメージして染める色を決めていっています。柔らかい織りは次第に目が詰まって起毛もこそげて表面はバリッとドライな質感になってきます。でも不思議なことに柔らかい肌触りはなくなっていないんです。ヒジの出る箇所や襟のカーブ具合、洗っただけでは無くならないクセが段々と付いてきます。これが馴染むっていうことなんですよ。

「コレ買ってから10歳老けたのか…」という感慨はあるにせよ
お気に入りをワードローブに加えたら、5年10年なんてあっという間ですよ。欠点といえば長持ちするので買い足していくうちにタンスが満タンになってしまうこと。着ないものは誰かに譲ってもいいんですが、なかなか手放せないんですよコレが。