ウエアハウス恵比寿店へ(その4)
2018/03/29
ビューティフル・モーメント
業界の面々が多数来た前日のレセプションでもオープン直後の賑わいでもなく、ウエアハウス恵比寿店については忘れられない瞬間があります。
本田くんは言うまでもなく、浅井くん齋藤くん含めた3名が指示待ちになることなく、ぱっと店内を見渡したときに「ああ、あのお客さんにひと言掛けたいな」と思ってしばらくすると3人のうちの誰かが接客してくれていました。
店内のどこにポジションを取るべきか、どのお客さんに声をかけるべきかなど今何が必要かを彼ら自身が考えアクションしていて、それが惚れ惚れするほど的確で、私はたびたび見渡し確認するだけで気をもむ必要もなく、目の前のお客さんだけに応対できました。
スタッフの立ち回り方として私から本田くんへ伝えてきたものが下の2人へもきちんと伝わっていました。
店には屋号や商品にできることや外から来るお客さんだからできることなど、まろやかに醸成していくために時間以外にもそれぞれ不可分の持ち回りがあるというのが持論なのですが、そのうちの店員ができることとして理想に思う状況がそこにあったのです。
見せたかったのはこれなんだ。
その時の店内は私にとってはとても美しい景色で、大阪時代を含めても6年程度の努力を、メーカーとしての20余年や本田くんの14年と比べるのも何ですが、やってきて良かったなと思える瞬間でした。ふいに訪れた集大成を感じた瞬間でしたが、この位の幸せは独り占めしてもバチは当たるまい。
恵比寿店が落ち着くようになった頃、本田くんはArchives原宿店の立ち上げ、私は町田店への異動となりました。
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本日の戦利品。
恵比寿店では「おおすげえ!この二人が揃ってる!」と驚かれたこともありました。店が違ってもずっとやり合っていた当人からするとそんな離れていた気持ちは全くなかったのですが、二人一緒に代官山店にいたのは2年程度なので、お客さんにとっては珍しいことだったのかもしれません。
あの頃を懐かしんで最後行っとくか(もちろんお買い物もね)という人が少しでも増えればとここ数日のブログを書き、珍しいこともあるもんだと思ってくれる人が一人でもいればと思って出没してみましたが(ナイスリアクションをしてくれた方々、ごちそうさまでしたw)、客足も絶えずお買い物もしっかりしてくれているのを見るに余計なお世話だったみたいです。
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15F Dick Dastardly & Muttley / 84568447@N00
走り抜けた猛レース
働いている最中の本田くんと私は仲が良かったわけではなく、「その場で応戦、領地を拡充せよ」と大本営から通達されている最前線での戦友のようなものでした。私が退社した後の東京店舗のトップはもちろん彼です。同じ立場を共有してのシンパシーからなのか、居所が異なるようになってからの方がむしろ仲良くなりました。
そんな戦友もあの城砦からいなくなるかと思うと寂しさでいっぱいになりますが、同時に新しいスタートの幕開けでもありますので、これからも仲良く応援し合っていきたいなと思います。
さっさと離脱して今や周回遅れ感もハンパない身ではありますが、走り続けた本田くんと、今もアクセル全開の古巣に敬意を表して昔話をおしまいにしたいと思います。代官山店や本田くんとの思い出がありましたら是非コメントを寄せてください。
過日、恵比寿にて(おまけ)
代官山店オープニングスタッフの太田くんも今は違うメーカー勤務で東京に戻ってきているので、ファイナルセールが始まる前の3月上旬、昔よく行った恵比寿の飲み屋さんに3人で集まりました。3人だけは実に13年ぶりです。
ここ連日も書きましたが、あの頃はとにかく余裕がなくて、ちゃんと教えることも出来なくて、2人にきつく当たったりしたこともあって申し訳なかったねと詫びると、
「聞いたか太田くん、松下さん丸くなったよな~~。この取り皿くらい丸いよww!」
お、おう。まあな俺も大人になったしな……。昔話は尽きることなく、あの頃はこうだったこう思ってたと金曜夜の飲み屋がガラガラになるまで笑いに笑いを重ねて過ごしました。
「じゃあ太田、俺細かいのないからちょっとこれ先に渡s」
「ありがとうございますごちそうさまです」
ちょ、な、なけなしの札が……。ま、まあこんなんで水に流してくれるなら安いもんですよ(泣)。
2002年4月6日 ウエアハウス代官山店オープン
2005年5月 ダブルワークス原宿店オープン
2006年12月 ウエアハウス恵比寿店移転オープン
2007年9月 Archives原宿店オープン